#120 チタンメッシュ材の溶接【画像でご紹介】
今回は弊社で新たに可能になりました
『チタンメッシュ材への溶接技術』についてご紹介いたします。
チタンは溶接が難しいとされる金属の一つで、その理由は以下の通りです。
チタンは溶融点が非常に高く(1700℃)、400~500℃ほどの低温でも
空気中の酸素と反応して酸化してしまいます。チタンは酸化すると
非常に硬い金属となり、脆くなってしまうため加工性が大幅に悪化します。
そのためチタンの溶接は極めて難しいとされているのです。
さらにチタンをメッシュ材の形状で溶接する場合、以下のような課題が加わります。
メッシュ材のスポット溶接は接触面積が小さく、溶接ムラが生じやすくなります。
また、溶接個所に熱が集中しやすい一方で、メッシュの網目構造により熱が拡散しやすくなるため、溶接条件の設定が非常に困難になります。さらに、溶接時にメッシュ材が変形しやすいという課題もあります。

実際の溶接事例としてチタン平板(厚み0.8㎜)とチタンメッシュ材(厚み0.8㎜)を接合した実績があり、それが上記写真になります。さらに、ほかの金属材料をチタンメッシュ材に溶接することも可能です。
チタンメッシュ材は高い耐食性、耐熱性、生態適合性を備えており、
今後ますます需要の増加が見込まれます。
このように弊社では、従来の溶接では不可能とされていた『チタンメッシュ材の溶接技術』を実現いたしました。
弊社の溶接技術は、単なるチタン材の溶接にとどまらず、メッシュ材という特殊な形状での接合まで対応可能です。溶接機の最適化、電極設計、溶接条件の精密なコントロール、そして治具設計に至るまで、トータルなソリューションで実現しています。
お客様からの様々なニーズに応じて、今後も更なる実験・開発を行ってまいりますので、
『チタン溶接・メッシュ材溶接・精密接合・精密抵抗溶接』についてお困りの事が御座いましたら、三興工業(株)まで一度ご連絡ください。

