板厚 0.08mm〜1mm
薄くて小さい部品の溶接はお任せください

微細溶接事例

Niリード微細線(Φ0.08㎜)+SUS板

銅線+基板

Ni(Φ1.0㎜)+SUS(0.1㎜)

三興工業の微細溶接技術

スポット溶接

プロジェクション溶接

自動溶接

はんだ付け

 板厚0.08mm〜対応可能

板厚0.08mm〜対応可能です。
アルミや銅などの難溶接材にも対応可能で、母材へのダメージを極力抑えた加工を施します。
異材同士の溶接や、メッシュ・線材などのあらゆる形状にも対応いたします。

※ 板厚0.05mm〜も弊社で対応可能となりました。サンプル溶接も可能ですので、お気軽にご相談ください。

 プレスからASSYまで一貫対応

 

各工程を複数社に依頼するといったお手間はとらせません。

試作・開発時のご提案から、プレス、溶接、そしてその後のASSY・検査・納品まで一貫で対応可能です。

ご希望の材料の溶接可否の確認やコスト・強度を踏まえた異種金属のご提案、破壊試験での引張強度の確認等、お客様のご要望を実現するお手伝いから生産ラインでの量産対応のご提案まで、三興工業の技術力、生産性、提案力を活かした試作・加工技術を提供いたします。

 

月1個〜小ロット対応可能

月1個の少ロット生産から月2万個程度の量産まで、幅広く対応可能です。
 

他工法との比較

よくご相談をいただく、他工法と弊社の抵抗溶接のそれぞれの違いをご紹介します。

特徴 メリット デメリット
抵抗溶接
(弊社対応可能)

電気溶接

•設備コストが安価

•溶接品質が高い(モニター)

•溶接速度が速い

•熟練度に依存しない

•溶接痕がキレイ

•点(線)溶接で強度が弱い

•厚い部材の溶接に不向き

レーザー溶接

レーザー光溶接

•微細溶接が可能

•異種材料の溶接可

•管理が手間(溶接物の表面,距離,密着,精度管理が必要)

•設備が高額

•溶接品質保証が困難

アーク溶接

放電(アーク)溶接

•設備コストが安価

•熟練度に品質が依存

•スパッタ(火花)が出る

•ランニングコスト高い

•溶接品質保証が困難

はんだづけ

はんだづけ

•低コストで容易に接合可能

•接合部分の形状に柔軟に対応可能

•作業者によってバラつきがある

•はんだづけが適用できない製品がある

•溶接強度が弱い

 微細(薄板)溶接を施す際のポイント

 

① 加圧時の圧力調整

小さい母材には荷重がかかりやすく、溶接の難易度が高いです。ダメージを極力抑えられるよう加圧を調整し、なおかつ十分な接合ができるよう設定する必要があります。この設定にはノウハウが問われます。

② 適切な電流設定

溶接時の電流を高くすることで、溶接強度を大きくすることが可能です。ただし、過度な電流は材料を損傷させる可能性があるため、電流の設定は慎重に行う必要があります。また、散り(母材が溶融して飛び散る)を防ぐために、加圧力とのバランスを取ることも重要です。

③ 通電時間の管理

長すぎる通電時間は過熱を引き起こし、短すぎると溶接が不十分になる可能性があります。通電時間は材料の厚さや種類に応じて調整する必要があります。

④ 溶接端子の設計・適切なセット

溶接時には、電極の先端が安定的に材料と接触できるよう、電極棒の適切な選定や、なるべく材料と電極を直角にセットする必要があります。場合に応じて治具などを作成し、実作業時の安定性を高めます。

 

【素材別】微細溶接時の注意点

素材 注意点

アルミニウム

熱伝導率が高い:アルミニウムは熱伝導率が高いため、通常よりも高い熱入力が必要です。

酸化の恐れ:アルミニウムは容易に酸化するので、溶接前に表面を清掃し、適切な保護ガス等を使用することが重要です。

溶接割れの恐れ:アルミニウムは溶接割れが起きやすいため、適切な溶接技術と溶接パラメータの選定が必要です。

熱伝導率が高い:熱伝導率が高いため、高い熱入力が必要です。

熱変形の恐れ:高温になると軟化しやすいので、熱による変形に注意が必要です。

電極材料の選定:銅の溶接には特定の電極材料(例えば、銀やニッケルを含むもの)が必要になる場合があります。

ニッケル

酸化の恐れ:ニッケルは比較的溶接しやすいが、酸化しやすいため、保護ガスの使用が重要です。

熱処理の必要:ニッケル合金は溶接後の熱処理を必要とする場合があります。

熱入力の管理:過剰な熱入力は割れや変形の原因になるため、熱入力を適切に管理する必要があります。

白金

融点が高い: 白金は高い融点を持つため、高温での溶接が必要です。

材料管理の注意:純度が高いため、特に不純物の付着等に注意が必要です。

熱変形の恐れ: 高温での作業による熱変形に注意が必要です。

融点が低い:銀は比較的低い融点を持つため、過剰な熱入力による溶融を避ける必要があります。

熱伝導率が高い: 高い熱伝導率を持つため、高い熱入力が必要です。

溶接方法の選定:銀は軟らかい金属であるため、適切な溶接方法の選定が重要です。

微細溶接のサンプル依頼

難易度が高い微細溶接ですが、弊社では創業当初から弱電精密部品の溶接加工を主としてきたノウハウにより、精密な溶接加工を施します。最小限の加圧でスパッタを抑えた溶接が可能で、母材へのダメージを抑制しつつも最大溶接強度を実現いたします。

無償で溶接サンプル送付も承りますので、お気軽にご相談ください。