#59 純銅0.05㎜単線とSUS0.1㎜の精密抵抗溶接
今回は0.05㎜(純銅)との0.1㎜(sus)異種金属の精密抵抗溶接を行いました。
(上側)純銅0.05㎜線 (下側)sus0.1㎜線
引っ張り検査で線強度を測定。純銅の線強度が0.1㎏、susの線強度が0.6㎏でした。
純銅の線強度が非常に弱く、抵抗溶接を行う途中、上下の電極棒で線同士を挟む時に純銅の線
を少しでも引っ張ると切れてしまうくらい線強度が弱いものでした。
(溶接後の画像)マイクロスコープ使用
異種金属同士の接合はできましたが、純銅とsusの溶ける温度が異なり、純銅が先に
溶けすぎてしまい、難しい点もありました。
次回は純銅(0.05㎜)とsus(0.05㎜)でチャレンジしたいと思います。
商品開発などで金属の微細線同士の精密抵抗溶接にお困りの際は
三興工業を宜しくお願い致します。
その他の精密抵抗溶接やものづくりも行っております。