#93 銅同士の溶接
今回は弊社で可能な銅同士の溶接について、
以前ご紹介したものも含めてご紹介させて頂きます。
始めに、銅の溶接は一般的に難しいとされています。
銅は熱伝導率が高く溶接時に熱が拡散しやすいのです。
さらに、熱膨張率も高いため溶接時に変形が生じる場合があります。
ですが、母材の片方にプロジェクション(突起)を設け、
プロジェクションを加圧しながら大電流を流すことにより
溶接が可能となります。これをプロジェクション溶接といいます。
(※左が銅1㎜同士のバスバーのプロジェクション溶接
右が銅1㎜+銅2㎜同士のプロジェクション溶接となります。)
更に、弊社では金属箔の溶接も可能です。
金属箔の溶接は通常の抵抗溶接に比べ、溶接時に電気が分流しやすく
難しいとされています。
ですが、弊社では溶接機を導入することで溶接が可能になりました。
(※上記写真は銅箔60枚の溶接となっております。)
このように弊社ではお客様のお困り事に対応できるように
様々な技術を取り入れてまいりますので、
抵抗溶接でお困りの事が御座いましたら三興工業(株)まで一度ご連絡下さい。