#53 ヒーター機能
金属線同士の精密抵抗溶接を行う時に金属線にナイロンの被覆が被っていることが多いです。
その被覆を剥いてから精密抵抗溶接を行わないと通電しないので精密抵抗溶接ができません。
0.1㎜くらいの細い金属線の場合は被覆を剥く自体大変な作業です。
現在、ヒーター機能が付いている精密抵抗溶接機があります。
このヒーター機能は被覆を被った金属線同士にヒーターをかけて、被覆が溶けた状態で溶接する
方法です。
非常に便利な機能です。
現在、世の中の自動車部品や電気製品の部品等はコンパクト化が進んでいます。
その中で上記のような電熱線の精密抵抗溶接には必要な機能ではないかと考えます。