#70 銅の溶接に成功
弊社では、銅の抵抗溶接が可能です。
上記の写真の接合物は厚み1㎜のバスバーの一部です。
銅の溶接は困難とされています。
何故、銅の溶接が難しいのかについて簡単にご説明いたします。
銅は熱伝導率が高く溶接時に加えられた熱が拡散しやすいのです。
さらに、熱膨張率も高いため、溶接時に変形が生じる可能性があります。
これらの点から、銅の溶接は困難とされています。
弊社では銅のバスバーにプロジェクションを造ることで溶接を可能にしました。
(プロジェクション溶接)
プロジェクションとは突起を意味します。
溶接したい金属材料の片方にプロジェクション(突起)を作り、
その部分を加圧しながら大電流を流すことでプロジェクション(突起)部分を
溶かし溶接する抵抗溶接の一種です。
今回は、銅のバスバー溶接についてまとめさせて頂きましたが、
弊社では現在も抵抗溶接についての実験など行っておりますので
抵抗溶接についてお気軽にご相談頂ければと思います。