#104 選手の自主性を重視した指導 対 徹底的なスパルタ指導
以前、取締役から良い動画があるから興味があったら見てというメールが来ました。
早速、その動画を見てみました。
内容は高校ラグビーの指導方法が全く違う高校同士が毎年のように県大会の決勝で戦っているものでした。
そこに登場する学校が東福岡高校と筑紫高校です。
ラグビーが詳しい人には東福岡は元から良い選手を集めてきているから強いと思ってしまいます。
しかし、指導方法のみに注目すると面白い内容です。
東福岡高校は選手の自主性に任せてプレイさせている学校で一方の筑紫高校は先生がスパルタで怒鳴り声がグラウンドに響き渡る高校です。
実際に県大会決勝で両校が激突しました。
前半はスパルタの筑紫高校が東福岡高校を苦しめます。前半は筑紫高校がリードします。
どうしても花園に出たいという思いが伝わりました。
ハーフタイムに東福岡の監督が心配になり、生徒のところに行き作戦の指示を出そうとしたところ、生徒から作戦を決めていると返されていました。
その作戦が功を奏し、後半に東福岡高校が逆転し花園の切符をつかみました。
この動画を見て自分たちで考えて行動する重要性と監督やコーチは確認をしっかり行うことの大切さを学びました。
会社でも同じことが言えます。
筑紫高校は公立校で高校からラグビーを始めるくらいの素人の子が多いと言っていました。
それでも毎年のように県大会の決勝まで勝ち進める強さはすごいものがあります。
筑紫高校の監督はうちは素人の子が多いし、厳しさを経験させないと甘えが出てしまうと言っていました。
厳しさの先に自主性があるという考え方です。
まさに昔の三興工業が頭に浮かびました。
現在の三興工業は東福岡高校の仕事のやり方です。
自分たちで考えて仕事をすることは何も言われず自由にやれて楽に思われがちですが、常に考えることは大変なことでもあります。
しかし、これからの時代は変化が目まぐるしく、経営者だけが考えて経営する時代ではないと言われています。
全員が考えて発言や行動ができる組織が求められます。