#141 熱血教師

中学校時代の話です。

中学二年生の時、他校から怖くて有名な先生が本校にやってきました。

あいにくクラブ活動でその先生が担当になりました。

体育会系の先生で担当は保健体育、その当時、今の自分と同じ年齢(42歳)の先生でした。

なにかとよくどつかれました。

自分は卒業前の進路で行ける高校が限られていました。

高校というより専修・専門学校が中心でした。

中学校卒業後、働きたいと思っていましたが親が家庭の事情で高校に行けなかったこともあり、

必ず高校は出てほしいと言っていました。

そんなときにその先生が「お前の進路の話は聞いている。高校で真面目にやれるんやったら

俺の知ってる高校を紹介したる。ただし、テストで10点以下とるなよ」

そしてその高校に合格し、なんとか卒業することが出来ました。

その先生には何十年たった今ですが感謝しています。

会社生活でもこの先生のように、その時は嫌な奴と思われていても何年後、何十年後に

ありがとうと言われるような人間になりたいと思っています。

会社でよく言っているのは「今のありがとうはいらんねん。何年後かして気づいてくれた時に

ありがとうと思ってくれたらええねん」

男性の若手社員によく言っています。